電動車いすを使用する環境の変化

今回は某リゾート客船のマネージャーさんから船上での電動車いすの利用に関してのご相談を受けました。現状は電動車椅子の利用はお断りしていたようですが昨今はお客様にも利用者のが増えてきて対応したいとのことでした。

船上は多少なりとも揺れて、高齢者の方がゆっくり歩いていたりと危険を伴うことや、すべてがバリアフリーになっていないので段差や出入口や廊下の幅が狭い所もあるとのことです。電動車椅子を利用して旅行をされる方はほとんどの場合は極力介助者の手を借りずに過ごしたいと考えることが多いと思います。すべてを許容することは難しいと思いますが、ある程度制限(速度、サイズ、重量や禁止区域など)を設ければ可能だとお話しました。

弊社の電動車椅子を2機種レンタルして頂き、実際に走行することで問題点や改善点、利用可能な範囲を試して頂くことになりました。

現在は電動車椅子も急速に普及し始めて、車椅子タイプであれば様々な施設内で走行可能になってきています。ですが、ご利用者の方も施設内でのルールを守って利用しないと事故やケガをして、それによって利用禁止とされてしまうことがあるので注意が必要です。