宅内での電動車椅子利用

宅内の広さ、動線、段差の有無により手動、電動を選ぶ必要があります。

電動は慣れれば細かい切り替えしもできるようになりますが、利用者によっては逆に手動より苦労する可能性もあります。狭くて直角の曲がり角は電動車椅子では困難です。ですが普通型の中にはハンドリムが無い分手動よりも幅が狭く小回りが利くモデルのあるので選択肢に入れても良いと思います。

段差はマットや段差用スロープなどを取り付けましょう。たとえ1cmの段差でも毎日超えるとなると手動電動に限らずストレスに感じてしまいます。

手すりを設置されている方は注意が必要です。電動車椅子に乗っている状態で腕の高さに手すりがあると挟まってしまいます。手すりを少し高くするなど対策しましょう。

一番多い事故は誤操作です。乗り降りの際に電源が入っていて体や服が操作部に触れて動いてしまい転倒や、操作ミスで壁と車椅子に手や足が挟まることがあるので十分注意が必要です。